協働型地域おこし協力隊 渡部真子さん(令和3年6月着任)
2022年7月5日
―これまでの経験について教えてください。
大学の教授にホースセラピストを紹介していただいたことがきっかけで、沖縄県の牧場で研修生となり、馬と関わる人生がスタートしました。1年後、七飯町に異動となり、牧場の立ち上げからホーストレッキングなどの観光、ホースセラピー、企業研修や馬の繁殖、育成に携わりました。この職場で、現在、厚真町で林業をされている西埜馬搬の西埜さんと出会いました。
―西埜さんとはお知り合いだったのですね。
はい。そのつながりもあったので、牧場を退職して本州に帰る前に西埜さんに会いに行こうと思い、札幌市手稲区の馬搬現場を訪れました。そこには馬がいて大学生や子どももいて、とても楽しくて、林業に関わりたい!やりたい!と思いました。そんなご縁があり、今は西埜馬搬で働いています。
―どのような会社ですか?
重機を使わず、ほとんど手作業で林業をやっている会社で、切った木を馬で搬出しています。トラックや重機の通り道を作るための伐採が不要なので、山や森を傷めることなく木を切り出すことが出来ます。馬搬材ならではの価値を生み出すことにも取り組んでいます。
―仕事の内容は?
いろいろな仕事をしています。主にハスカップ事業を任されていて、ハスカップの栽培・販売をしています。馬搬現場へ行き、木を切作業や切った木を森から搬出する作業のほか、草刈り作業も行っています。
―厚真町の印象を教えてください。
温かくて、いい人が多い印象です。同年代の子を持つ親がいることも心強いです。居心地がよく、住みやすい町です。
―3年後の目標は?
今の仕事を1人でも出来るように成長することです。馬と暮らしながら、馬と一緒にできる仕事を広げていくことが目標です。林業や農業のほかに木工にも挑戦したいです。森には、捨てるにはもったいない木がたくさんあるので、それらを木工品として活用し、価値を生み出していきたいです。
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