起業型地域おこし協力隊
矢代祐也さん(令和3年4月 着任)

2021年8月1日

――事業内容を教えてください
「サラブレッドマーケット」という競走馬の販売情報サイトを運営しています。厚真町および日高地方には競走馬の生産牧場が多くあります。そこに通って競走馬の写真、動画、PR文章など、取材した情報を掲載しています。


――競走馬に興味を持ったきっかけは?
競走馬育成のゲームにすごくはまってしまい、実際に競馬のレースを見るようになりました。大学生のときにディープインパクトというすごく強い馬が登場して、本当にかっこいいなって思い、どうしても馬の世界に入ってみたいと思ったのです。


――仕事としても馬に関わるように?
浦河町に「軽種馬調教育成センター」があり、一年間、馬に関する研修を受け、その後牧場で馬の調教や育成、放牧の仕事に関わりました。


――なぜ、サラブレッドマーケットを始めたのですか?
馬の生産牧場数と生産頭数は、競馬のピークからだいぶ減っています。生産頭数が減ると強い馬が出にくくなる。競馬の世界が小さくなってしまう。そこに問題意識を感じました。競走馬の流通を促進させるための情報発信であれば、自分は貢献できるのではないかと。生産者と消費者を情報提供によってつなぎたいと思いました。


――厚真町で仕事をしてみてどうですか?
上厚真のシェアオフィスで仕事をしています。ネット接続を含め仕事の環境が整っています。近くに生産牧場があり、取材に行くにも便利が良く、大変ありがたいです。これまでに10カ所くらいの牧場に取材に行き、何頭かの馬の情報を掲載させていただきました。


――おすすめの馬はいましたか?
そうですね。一応、いるのですけど正直自分は馬を見る目は無いなと思うので、自分の口からは「この馬絶対走るよ!」みたいなことは言わないようにしています(笑)。


――3年後への思いを聞かせてください
競走馬の流通を通じて、競馬界の発展に貢献したいと考えています。少しでも多くの馬の魅力を伝えることによって、買い手がつき、生産者さんが安定して牧場経営できるように微力ながら支えていくというか、協力できるようになっていたいと思います。



#ATSUMA