農業支援員
畑山貴英(はたやまたかひで)さん
(令和6年4月着任)
2024年11月15日
―これまでの経歴を教えてください。
大学を卒業後、兵庫県で主に小学校の教員をしていました。養護学校、教育委員会指導主事も経験しました。夫婦の趣味がスキーだったことやアウトドアが好きなこともあり、北海道への移住を考えて教員の地域枠採用試験を受けました。日高管内の内定をもらい、浦河町やえりも町で教員をとして勤務してきました。若いころから60歳の定年を迎えるころには田舎で穏やかに農業をやりたい思いがありました。しかし、体力のあるうちに始めた方がいいと思うようになり、50歳を目前に農業への挑戦を決断しました。
―なぜ厚真町に?
農業に挑戦するにあたり、情報収集のために参加したオンラインイベントや農業コミュニティではむかわ町の方と知り合い、農地などを見学させてもらいました。それがきっかけで厚真町内のハスカップ農家の山口さんを紹介してもらい、農業支援員制度の話を聞いて新規就農を目指そうと思いました。
―厚真町ではどのような活動をしていますか?
山口農園と畑嶋農園で、ハスカップの生産方法を中心に学んでいます。畑嶋農園ではオンラインショップを開設し、ハスカップやジャムなどの加工品を全国に販売・発送しています。山口さんが出展する道内外のイベントに同行して販売研修も受けています。
―厚真町の印象を教えてください。
稲穂がきれいな田園風景やのどかさが好きです。犬と一緒に散歩をしていると、すがすがしい気分になります。畑と家の往復であまり多くの人と会う機会が少ないですが、町内の人たちと交流したいと思っています。仕事で関わった方々には親切にしていただいています。
―3年後の目標は?
まずは品質の良いハスカップをしっかり生産できる農家を目指します。ハスカップの価値や魅力をたくさんの人に知ってもらうことが目標です。ハスカップ農家の高齢化が課題とされるため、農園の事業継承を視野に入れて活動していきたいです。私はコーヒーが好きなので、いずれはお菓子作りが好きな妻と一緒に、ゆったりくつろげるカフェができたらいいなと思っています。
畑山さんがハスカップの生産を学んでいる畑嶋ハスカップ農園の詳細はこちら⇓
畑嶋ハスカップ農園(@hatashima_haskap_farm) • Instagram