農業支援員
渡辺和弥さん(令和4年4月着任)
2022年8月22日
―これまでの経歴を教えてください。
埼玉県出身です。大学時代の先輩の紹介で松本市役所へ入職し、非常勤職員として2年間勤務後、採用試験を受けて埼玉県入間市役所の職員として医療関係の部署で7年間、障害者福祉関係の部署で4年間勤務しました。
―農家になろうと思ったきっかけは?
あまり身体が強い方ではなく、アレルギー症状で肌に発疹などが出ることがあります。体質の改善を図るためには食べるものが重要と捉え、安心な野菜を自分の手で作りたいとの思いから農家を目指すことにしました。
―どうして就農先に厚真町を選んだのですか?
妻の出身地の長野県で就農する選択肢もありましたが、北海道には憧れがあり、農業をやるなら北海道でやりたいと思っていました。妻が「北海道以外で就農しても、心のどこかで北海道への気持ちが残ると思う。だったら北海道で挑戦してみよう!」と背中を後押ししてくれました。空港も近く、移住後も帰省に便利なこともあり、厚真町に決めました。
―厚真町ではどのようなことをしていますか?
研修農場で、ほうれん草やイチゴの栽培をしながら農業について学んでいます。先輩の研修生と一緒に農家さんのところで米の種まきや田植えを行いました。地域の皆さんに少しでも顔を知って欲しいので、家族3人で積極的にイベントへ参加しています。
―厚真町の印象はどうですか?
移住者に対して、ウェルカムな雰囲気を感じています。まだ冬を経験していないので、寒さに対して怖さ半分、楽しみ半分という感じです。町内の子どもたちは大きな声で元気にあいさつしてくれます。子どもたちは、様ざまな活動に積極的に参加していて、厚真町の未来を作る担い手としてとても心強い存在に感じました。
―3年後はどうしたいですか?
我が家の農業形態は、家族経営で確実に人手不足となるため、いずれは前職の福祉でのキャリアを活かして、農業と福祉で連携して就労支援の場や子どもの農業体験の場として提供するなど、地域活動の活性化にもつなげながら人手不足を解消していけるような農業を築きたいです。