農業支援員
東海林勇人さん(令和3年4月着任)
2022年5月18日
―これまでの経験について教えてください。
高校卒業後、介護の必要なおばあちゃんを助けたい、家族の経済的負担を減らしたいとの思いから、介護福祉士の資格を取得しようとグループホームで4年間働きました。その後、今後の人生のために、サラリーマンの経験も積んでおきたいと考え、農機具やダムの部品を製造する会社に転職して8年間働きました。
―農家になろうと思ったきっかけは?
幼少期から好きだった農業のテレビ番組がきっかけでしょうか。農家さんの誇りを持った姿勢に感銘を受けて、「大きくなったらいつか農家になりたい」という夢を抱くようになりました。転職先を決める際も、この夢を見据えて職業に選びました。
―現在の取り組みを聞かせてください。
研修農場で、農家のマナーや心得、農作物の性質、育て方、土壌の作り方を学んでいます。将来はイチゴ農家を目指しているので、イチゴ農家になるための知識と栽培技術を高めるための勉強も続けています。
―厚真町を選んだ決め手は?
農家になるための情報収集手段として、新規就農フェアに参加しました。その中で厚真町は自由度が高く、好きな農作物を作れることが選ぶ決め手になりました。妻も田舎で暮らすことに大賛成してくれましたし、三重県から妻の両親が遊びに来ることも想定し、空港が近く利便性が高いことも大きな要因でした。
―厚真町の印象を教えてください。
のんびりとした田舎の雰囲気というのが第一印象です。周囲の農家さんが応援してくれているのもありがたく、頑張ろうという気持ちになります。厚真町の皆さんの温かさがうれしかったです。気軽に役場に行って相談できる雰囲気が好きです。
―3年後に向けた目標は?
まずは、いちご部会に迷惑をかけない農家になりたいです。就農1年目は収穫量や収入よりもイチゴの品質にこだわっていきたいです。品質の良くないものを大量に作るのではなく、少量であったとしても品質のいいイチゴを作りたいです。その後、安定した収入が得られるように成長して、家族が笑顔で幸せに暮らせる、そんな農家になりたいです。