農業支援員
丸山亮太さん(令和4年4月着任)
2022年9月15日
―これまでの経歴について教えてください。
立命館大学を卒業後、日本製紙株式会社白老工場に入社し、アイスホッケー部に所属していました。工場で洋紙やコート紙を製造するマシンのオペレーター業務を担当し、夜勤も日勤もある交代制の勤務体系で働いていました。
―農家になろうと思ったきっかけを教えてください。
工場勤務は、時間的に不規則な生活を送っていました。太陽の光を浴びることが少なく、体内時計が狂ってしまった感覚があり、太陽の下で体を動かす仕事をしながら健康的な生活がしたいと思うようになりました。幼少期に厚真町で過ごしていたころに見た、周囲の人たちが家庭菜園や農業をやっていた景色を思い出し、農業への意欲が沸いたことがきっかけです。情報収集をしていた時、厚真町が地域おこし協力隊農業支援員を募集していることを知り応募しました。
―厚真町ではどのようなことをしていますか?
町の研修農場では、ほうれん草やイチゴのハウス栽培、カボチャの露地栽培などを通して農業を学んでいます。先輩の研修生に同行して、地域の農家さんのところへ行き、米の種まきや農作物の収穫、草刈りなどを手伝っています。
―厚真町の印象を教えてください。
海も山も川もあって、自然が豊かで空港も近くてすごくいい場所だと思います。町内の人の顔と名前が一致するほど、人と人の距離が近い関係性が印象的です。地域内での情報の伝達速度が速く、ネットワークの強さを感じています。
―3年後はどうなっていたらいいですか?
どんな農家になりたいかは、まだ模索中です。農作物はほうれん草、イチゴをメインに生産したいと思っています。農家さんでの研修の中で、第三者継承という制度があることを知り、興味を持ちました。厚真町の農業も高齢化が進んでいて、課題の一つに後継者問題があります。第三者継承は、信頼関係が重要なので地域に貢献しながら信頼を築いていきたいと考えています。地域の農業を継承し、持続できるようにしっかりと学んで準備を進めていきます。
他の記事を見る