起業型地域おこし協力隊
満田光さん(令和3年4月着任)

2022年7月14日

―これまでの経歴について教えてください。

もともと日本が好きで興味を持っていました。日本語学校で学ぶために平成17年4月に来日し、奈良や兵庫、大阪で過ごしました。その後、学生時代のアルバイトの経験を生かして、平成24年に空調機器のメンテナンス会社を立ち上げました。

―厚真町に来ようと思ったきっかけは何ですか?

内モンゴルにある実家では、約3,000頭の羊を飼育する牧場を経営していて、令和元年ごろから実家の牧場のあとを継ぐかどうか悩んでいました。同時に、日本でも内モンゴルと同じような羊の牧場を経営したいと思うようになりました。インターネットを使って「羊」「牧場」などのキーワードで検索していたら、厚真町で羊牧場を営む山田さんの記事に出会い、自分でも実現できる可能性を感じて厚真町に決めました。

―ローカルベンチャースクールに挑戦されていますよね。

情報収集を進めていくと、ローカルベンチャースクールにたどり着きました。その時点で、すでに応募締め切り2日前でしたが、挑戦してみようと思い急いで書類を作成して応募しました。参加してみると、経験豊富な方と対話を重ねることで多くのアドバイスをもらい、刺激を受けました。厳しい現実を知りましたが、とても貴重な経験になりました。

―現在はどのような活動をしていますか?

宅地を利用して、モンゴルの伝統的な移動式住居のゲルを使った宿泊施設や羊の牧場をつくるための準備を進めています。ようやく土地が見つかり、登記も完了しました。

―厚真町の印象を教えてください。

季節を感じられる四季があり、内モンゴルに似て静かで住みやすいです。町の人はみんな優しくて親しみがあります。親近感があり、家族と話しているような感じで話しやすい印象です。

―3年後の目標を教えてください。

少しずつではありますが、やりたいことがカタチになりつつあります。ゲルを使った宿泊施設併設の羊の牧場を作って、羊で売り上げが出せるようにしたいと思っています。まずは、最低でも1,000頭の羊を飼育できる牧場を目指しています。



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