【社員募集】創業1978年。地域に根差し45年を数える厚信電機で人と未来を繋ぎませんか?

2023年8月29日

厚真町の厚信電機では建設工事現場で働く社員を募集しています。今回は入社から1年数か月、電気関係の仕事は未経験ながら現場での経験を積み、1年ほどで管理側の仕事に就くことになった田代裕樹さんにお話しを伺いました。厚信電機ではどんな人がどんな風に働いているのかをお伝えしたいと思います。

仕事は手元から。見て、聞いて、やってみて、覚える。

――まずは田代さんのプロフィールと、これまでやってこられたことを簡単に教えてください。

田代:今は38歳です。苫小牧在住で厚真町に通っています。前職はペンキ屋で10年以上やっていました。橋の塗装がメインで、冬場には本州で発電所なんかの仕事もしてました。 

「自分なんかで良いんですか?」と恐縮しながらインタビューに答える田代さん

――入社のきっかけを教えてください。

田代:幼馴染がこの会社で働いていて、前職を辞めることになったときに「何も決まってないんだったらうちで働いてみないか?」と声をかけてくれたことがきっかけです。電気の仕事はやったことなかったんですけど、これまでもいろいろやってきたし、もし電気の仕事を覚えたら家とかも自分で建てられちゃうんじゃないかなんて思って、応募しました。

――未経験で入って、どのように仕事は進むのですか

田代:仕事をするといっても、ど素人だから、なにひとつわからない。だから、先輩に聞くか、言われたことをやるかしかできないんで、とにかくそれだけをやって。最初はポールを立てる穴堀りとかでしたね。図面なんかも見れないから先輩に見方なんかも教わって。何度も聞いて「いつになったら覚えるの?」なんて言われるけど、それでもわからないから聞きました。先輩がとりあえずやらせてみて覚えさせるスタイルだったので、それが自分にはちょうど良かったですね。

――まずはやってみて、とにかく現場で覚えるってことなんですね。

田代:前職の親方の言葉で「手元ができない奴は仕事もできないぞ」というのがあって。手元に必要なものが揃っているようにするには、段取りが大事で、次になにやるんだな、だからこれが手元に必要だなと、そういうことを考える。で、実際にそれを何年もやってみて、「じゃあ、お前やってみるか」と言われたときには、自然とできた。親方の言っていたことはこういうことなんだなと実感できました。

まだやりがいを言えるほどの余裕はない。でも、これからつながっていくのが楽しみ。

――入社後に資格を取得したと伺いました。

田代: 電気工事士の2種ですね。これがないと配線つないだりもできないんですよね。ずっと穴掘りをすることになっちゃう。仕事の幅を広げるには必要で、どうせ取らなくちゃいけないんだったら一気にとっちゃおうと。入社して半年後くらいから勉強を始めました。

――どのように勉強されたのですか?

田代:上司が「勉強会やるか?」と言ってくれたので、お願いします、と。毎週土曜日に2,3か月やったかな。ひたすら過去問をやっていく。それで答え合わせで間違っていたら、そこを先輩がこういうことだよと解説してくれる。それとあとは毎朝現場に行ったら過去問を1年分やって、お昼にもまたやって、日曜日も暇ならやって。

――すごいモチベーションですね。

田代:とにかく面倒くさいのは嫌だから1回で終わらせたい。それだけです。試験に受かるためだけの勉強だから、いまもう一度問題でたら「あれ?」ってなるかもしれないですけど(笑)今年は1種の試験も受けるから、そこも一気にやっちゃいたいなと思っています。

――管理の仕事に異動になったそうですね。

田代:そうですね。本当についこの前ですけど。監督的なものですね。現場の進捗状況の確認、職人の振り分け、材料の手配。それらをほぼ一括で担当する、材料のことなんて何も知らないのに管理の側になってどうしようと思ってます。でも、前の仕事やっているときから管理的なものはやってみたかったから、異動の話をもらった時には勢いで「やってみるか」と思いました。勢いも必要です!(笑)

――異業種ですし、やっぱりわからないこと多いですよね。

田代:わからないから上司に金魚のフンみたいについて歩いて、聞いて、覚える。今できるのはそれくらいしかないんで。職人さんにも「何もわからないんで、教えてください」って聞いて。大まかな方針としてこうしたいんだ、って話をすると職人さんが「じゃあ、こうするかあ」とある程度答えを出してくれるんで、なるほど、じゃあ、そうしましょうって進めます。

厚信電機で働く皆さん

――とにかく聞く、という姿勢がすごいですね。ついプライドとか邪魔してしまって、普通はなかなかわからないとは言えないものですよね。

田代:それだけはしたくない。あとでえらい目にあうから。わかってないのに「あー、わかった」なんて答えて実際には何もできなくて。そんなことになったら「あいつには頼んでも何にも進まないし」って周りも離れちゃいます。まして、自分がど素人なのはバレてるわけですし、知ったかぶりはできない。プライドなんて今はないです。

――とにかく現場で学びながら、ということですが、やりがいはどんなところですか?

田代:やりがいなんて今はまだないですよ。とにかく必死にやることしか頭にない。勉強中なんで、しがみつくのに必死です。ペンキもそうだけどこれまでもいろいろやってきて、そこで増えた知識がやっぱりどこかで刺さるときがある。そうやって学んだことがつながってだんだん大きくなっていくと思うから、そうしたら楽しくなってきて、やりがいになってくると思いますけどね。

人はそれぞれ。どんな人が来るかよりも、受け入れる側がどう育てるか。

――どんな風に仕事が回せるようになれたらいいなと思いますか?

田代: 現場の職人さんたちが気持ちよく仕事をやってもらえるように。現場がピリピリしてしまうのは上の人たちの意向と現場に差があるときだと思うから、そういうところは自分がなんとか解決して、「あとはよろしくお願いします」みたいなのが理想です。管理の側の仕事になったし、自分が現場をピリピリさせてしまう側になってると思うんです。だから、まだ物は知らないことは多いけど、先輩とかに聞きながら可能な限り段取りをしっかりやっていかなくては・・・などと考えます。

――今回は「社員募集」の記事になります。どんな人に入ってきて欲しいですか?

田代:難しいな。どうだろう。歳が近い人は欲しいかな。20代、30代の人とか。歳が近ければ話しやすさも教えやすさもあるでしょうし、頼みやすさもある。チームとして成り立つんじゃないかなと思うんですよね。

――性格的なものとかはいかがですか?例えば田代さんみたいに質問をしっかりする人とか。

田代:そこはその人の性格的なものというか、こっち側がかみ砕いて説明するとか、受け入れる会社側の話じゃないですかね。入ってくれた人が辞めないような育て方をどうするか。せっかく入ってくれてもその倍の数やめられちゃったら会社もたまらないと思うし。ここが得意ならそこをある程度伸ばしつつ、こういうのもあるよっと教えたり。難しいと思うけど、育て方、育てる人がどうするかってことですよね。言っているだけで、実際にやれと言われたら難しいんですけど。

――では、未経験の人でも大丈夫ですかね?

田代:やる気があれば大丈夫です!もちろん、経験はあった方が良いんですけど、ないならないで自分が信頼できる職人さんのところに行って「俺と同じ類のが来たんですけど頼みます」って言います。人が入ってきたら会社としては回せる現場が増えるので良いと思うんです。

安全第一、指差し確認。安全大会の様子

もし経験が無いなら現場で一項目でもいいから覚えてもらうしかない。とにかく一つでも覚えて帰ってくれって。ペンキのときの親方が本当にそういう人だった。とにかく人を育てるためには説明をかみ砕いて教えるんだぞと散々言われてきた。自分自身がそうしてもらってきたから、今がある。これから入ってくる人にもそうしてあげたい。

――田代さんと一緒に働いてみたいなと思いました。お話を聞かせていただきありがとうございました。

田代:ありがとうございました。

厚信電機では正社員を募集しています

最後に、採用を担当されている髙島さんに今回の募集について伺いました。

――今回の募集内容について教えてください。

髙島:工事部の募集で、基本的には現場で作業していただける方ということになります。求人では2名の募集で出していますが、経験者であれば即戦力になるので2名採用しても随時2名の募集です。新卒者は現場未経験なので2名の募集までです。未経験の方も田代さんのお話にあったようにひとつずつ覚えていただければ大丈夫かと思います。経験者・未経験者ともに電工職人だけではなく、将来は現場責任者や現場代理人を目指してスキルアップも可能です。

――採用のプロセスについて教えてください。

髙島:履歴書を出していただいたら、あとは面接のみとなります。やる気があれば採用の確率は上がります。

――社員の皆さんの年齢構成はどのような感じですか?

髙島:勤続年数がかなり長い方が多くて、20代、30代の方も13名いますが、平均すると50歳くらいになります。60代、70代の方も職人として現役で頑張っています。熟練さんは次世代へバトンを渡すときでもあるので、若手さんは経験・知識・技術を受け継いで繋げていってほしいですね。

――お仕事の現場は厚真町以外にもいろいろあるのですか?

髙島:はい。町外がほとんどで、道内では苫小牧・千歳・札幌・室蘭やニセコの方もありますし、道外だと東京・仙台・青森・岩手・秋田もあります。遠方だと平日はホテルなど泊まれる場所を借りて、泊まり込みで作業に当たることもあります。ただですね。どこの現場に入るかと言うことに関しては社員さんの家族の状況、例えば小さいお子さんがいるとか、そういうことを考慮に入れて決めるようにしています。先ほどの田代さんも、前職を辞めた理由が「ずっと出張が続いて家にいられないから」ということでしたので、そういうことも踏まえて割り当てをしています。 逆に遠方出張に行きたいという人もいます(笑)。

――田代さんは資格を取得されたというお話でしたが、試験を受ける際の補助などはあるのでしょうか?

髙島:資格奨励金というのがあります。試験を受けるときの費用は自費ですが、試験に合格した際にお祝い金が支払われます。

――応募される方にひとことお願いします。

福利厚生もしっかりしていますし、困った時・悩んだ時には社長をはじめ必ず耳を傾けてくれて、全社員が協力してくれる会社ですので安心して働けると思います。『人と未来をつなげる仕事』手に職をつける事は自分の武器になり、生涯やっていける仕事です。これを読んで応募される方とのご縁を楽しみにしています。

寺坂社長(中央)と社員の皆さん「ご応募お待ちしています!」

会社概要
商号    株式会社 厚信電機
本社    勇払郡厚真町本郷273-6
創業    1978年
代表者   代表取締役社長 寺坂文秀
資本金   2,000万円
事業内容  電気・計装工事の設計施工、電気通信工事の設計施工
      空調設備の施工工事、計装設備の保守・点検
      制御機器・計装機器販売、消防設備工事の設計施工
      建築工事の設計施工、土木工事の設計施工
      管工事の設計施工
従業員数  58名
主な営業地域  北海道・青森県・岩手県・宮城県・東京都

厚信電機本社の外観

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人と仕事を知る | 株式会社厚信電機 オフィシャルWebサイト (kohshin-em.co.jp)



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