農業支援員
對馬翔也さん(令和5年4月着任)

2023年7月14日

―これまでの経歴を教えてください。

父親の影響もあり、車が好きでした。高校卒業後、日本工学院北海道専門学校の自動車整備科で学び、自動車整備士の資格を取得しました。3年間、苫小牧市の自動車会社に務め、自動車整備士として車の点検や修理の経験を積みました。本当は、カスタムと整備の両方ができる整備士が理想でしたが、そのような仕事のチャンスはなかなかなく、将来的に自動車整備の仕事に不安があり転職を決めました。

―なぜ厚真町で農家になろうと思ったのですか?

妻も農業に興味を持っており、道の駅などの直売所で販売されている新鮮野菜が気に入り、二人でよく購入しています。おいしい野菜を作り、販売できるようになりたいと考えました。また、厚真町は、資金面のサポートも充実していて、栽培できる作物の種類に制限がなく、自由度の高い農業ができると思ったのも理由の一つです。厚真町には、かつて祖母の実家があり、幼少の頃、農作業を体験したことも頭に浮かびました。

―厚真町ではどのようなことをしていますか?

ビニールハウスの設営に始まり、稲の種まき・田植えを教わりました。今は、研修農場で割り当てられているビニールハウスで、ほうれん草とイチゴの管理をしています。これからはブロッコリーやカボチャの実地研修、講習を受けて農家になるための知識を養う予定です。

―厚真町はどんな印象ですか?

農業担い手育成センターの指導員の方も町内の農家さんも、皆さん心が温かくて優しい人が多い印象です。夜は、静かで落ち着いていて居心地が良いです。室蘭市で暮らしたこともありますが、空気がきれいなので住みやすいと思います。

―3年後の目標は?

まずは、研修農場で学んでいるほうれん草を作れるようになって、収入の安定をめざします。その上で、好きな作物を栽培している農家さんを見習いながら交流を深め、独自の作り方を研究したり、胆振地域ではあまり作られていない作物の可能性を探ったりしたいです。妻と一緒に就農し、ゆくゆくは従業員を雇用して、交代で働けるような農業法人を作りたいです。



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