農業支援員
志賀裕一さん(令和3年4月着任)
2022年7月5日
―これまでの経験について教えてください。
東京国際大学を卒業後、東急電鉄に就職し、東横線、田園都市線の駅員として13年間働いていました。駅員は生活が不規則なこともあり、夫婦で過ごす時間が少なかったのです。その現実を見つめなおして転職を決意し、今度は自分でレールを敷きながら、人生を歩もうと思いました。祖父母が夫婦で楽しそうに農作業をしていた幼少期の記憶を思い出し、農家を目指すことにしました。
―なぜ新規就農の地として厚真町を選んだのですか?
関東では、気温の上昇で暑さが厳しいので農業には向かない印象があり、涼しいところで農業をしたいと思っていました。「農業=北海道」というイメージもあり、北海道に絞って探しました。新規就農フェアに参加したり、インターネットで就農先を検索していたときに厚真町の募集記事を見つけました。実際に研修農場を見学させてもらい、いろいろと話を聞かせていただくうちにこの土地で農業をやりたいと思い厚真町に決めました。
―農家になるために、どんなことをしていますか?
研修農場での農業の基礎学習のほか、米の種まき、田植え、収穫など先輩農家さんの手伝いもしています。農業は「まぁいいや」という妥協は通じないし、手薄になると成果につながらない厳しい世界だと感じています。
―厚真町の印象を教えてください。
思っていた以上に夏は暑く、冬は寒くて雪の多さに驚きました。近所の農家さんが雪かきを手伝ってくれたり、メロンや野菜を頂いたり、人の温かさを感じながらご近所付き合いができていて、とても住みやすいです。
―3年後の目標についてどのように考えていますか?
周囲の農家さんに迷惑をかけないように、妥協せず、地域の品質に合ったブロッコリーを出荷し、安定した収益が得られる農家になることが目標です。大型特殊免許を取得した妻と、仲良く農業を営んでいきたいです。将来、いつか生まれてくる息子をプロ野球選手に育てるのも大きな目標の一つです。
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