農業支援員
セイン・ソヘン(Seng Sokheng)さん(令和3年4月 着任)

2022年3月1日

――日本に来たきっかけを教えてください。
カンボジアでは、日本人向けの旅行会社でツアーバスの運転手をしていました。同じ会社でツアーコーディネーターとして働く日本人女性と知り合いました。現在の妻です。この運命的な出会いを機に結婚し、長男が生まれました。子育ての環境について考え日本に住むことにしました。

――なぜ農家になろうと思ったのですか?
カンボジアでは両親が農業をやっていて、米やバナナ、ココナッツ、小松菜など、果物や野菜をたくさん栽培しています。ることもあり、自分もいつか農家になろうと思っていました。

――厚真町に移住を決意したきっかけは何ですか?
北海道には親類がいることもあり、旅行などで何度か来たことがあります。雄大な自然と景色が大好きで、農業をやるなら北海道でやりたいと思っていました。妻が情報収集をしていた時に、厚真町の農業支援員の制度を見つけてくれました。大好きな北海道で農業を学べるなら行きたい!ということで移住を決めました。

――厚真町では何をしていますか?
研修農場で、農家になるための勉強をしています。ほうれん草、ブロッコリー、カボチャ、ハスカップやイチゴなど色々な作物に関する栽培知識を養い、ビニールハウスの組み立て方などの作業方法を学んでいます。種まきや田植えなど、農家さんのお手伝いも経験させてもらっています。妻に習いながら、日本語も勉強中です。

――厚真町の印象を教えてください。
カンボジアの気温は20〜40度くらいですので気温の変化に驚きました。豊かな自然や奇麗な景色に加え、人が優しくとても住みやすいです。雪を見たり触ったりするのは初めてでしたが、子供たちと一緒に雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりしています。また、人生で初めてスキーに挑戦するなど、北海道の冬と雪を楽しんでいます。

――3年後の目標を聞かせてもらえますか?
技術をしっかり習得して、立派なイチゴ農家になりたいです。カンボジアにはイチゴがないので、栽培方法を伝えられたらと思っています。イチゴは、おいしくて見た目が奇麗なので大好きです。イチゴの可能性を広げていきたいです。



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