協働型地域おこし協力隊
西田浩隆さん(令和4年10月着任)

2022年12月15日

―これまでの経歴について教えてください。

中学生のころから料理に興味を持ちはじめ、いずれ海外で働きたいと思っていました。高校卒業後、イタリア料理のレストランへ就職し、3年間勤務したのちにイタリアへ渡り、6年間経験を積んできました。帰国後は、東京都内で都市型農業事業やレストランを立ち上げました。

―厚真町では何をしていますか?

町内のOPEN TOWN厚真一般社団法人で、総料理長として働いています。古民家を活用して既にオープンした民泊や施設公開に加え、来年の春にレストランをオープンさせるため、メニュー開発や北海道内の各地をまわって生産者との関係を構築しています。

―どのような会社ですか?

フォーラムビレッジ内の古民家を活用して、関係人口の創出事業を行っている会社です。食事や休憩所、宿泊所を提供したいと考えています。冬の間に近隣の食材を使った加工食品を開発するなど準備を進めています。

―厚真町に来ようと思ったきっかけは?

町内で事業を行っているGOODGOOD株式会社の河合さんとは、イタリアからの帰国後から面識があり、ジビエ関連のイベントなどでもご一緒したことがありました。河合さんから、今回の事業の話を聞き、視察にきてぜひやってみたいと思い移住しました。

―厚真町の印象を教えてください。

なだらかな丘や農業用の大きな倉庫などが立ち並ぶ風景が、ヨーロッパに似ている印象です。明け方に霧が出て、日が昇るころに霧が晴れる所がイタリアのパルマに似ていて、懐かしさを感じます。

―3年後の目標は?

今後、このエリアをひとつのコミュニケーションの場として、近隣の農家さんなどと連携して飲食のイベントやマルシェを開催し、外から人を誘致できるようにしたいです。農業の経験を生かして自分で作った食材を使った料理も提供し、養鶏やキジ、生ハムの生産などにも挑戦していきたいと思っています。



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