農業支援員
中野佑一さん(令和4年4月着任)
2022年8月22日
―これまでの経歴を教えてください。
北海道工業大学(現北海道科学大学)機械システム工学科を卒業後、半導体の集積回路関連の製造や建築用ウィンドウフィルムの試作品の製造、農機具や産業用減速機など営業の仕事を経験してきました。趣味の自動車を仕事にしたい思いもあり、修行の意味も込めて仲間の中古車販売業の手伝いをしましたが、趣味を仕事にすることの難しさを知りました。
―農家になろうと思ったきっかけは?
農機具メーカーのクボタに勤めていて、農業が身近になり、仕事としての農業に興味を持ちました。自分が持っている知識とスキルが農業で生かせると思い、農業がやりたいと決心しました。農業人口が減少している中で、新規就農者への支援が手厚く、事業が拡大できる可能性を感じていることも農業を志した理由の一つです。
―農家になるためにどのようなことをしていますか?
研修農場では、農業の基礎知識のほか、ほうれん草やイチゴ、カボチャの栽培などを体験しながら農業技術を学んでいます。また、先輩の研修生に同行して種まきや田植え、草刈り、収穫など、地域の農家さんを手伝いながら顔を覚えてもらえるようにしています。
―厚真町の印象はどうですか?
ほかの地域から移住してきた人に対して、優しくしてくれるおおらかな雰囲気が好きで、とても住みやすいです。厚真町を選択して良かったと思っています。
―3年後の目標を教えてください。
両親は、私が農家になることに賛成し、忙しいときは手伝うと言ってくれていて心強いのですが、まずは一人で限界までほうれん草栽培にチャレンジしたいと考えています。そのためには、栽培技術を磨くことが大切だと考えています。また、就農後は、周囲の農家さんからアドバイスを受けながら、高品質で収量のある栽培方法を確立したいと思っています。回転率が上がるように効率化を図り、安定的な農業経営を目指したいですね。なるべく早く軌道に乗せ、近くで支えてくれるお嫁さんを探したいと思っています。
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