農業支援員
桑島翔太さん(令和5年4月着任)

2023年9月11日

―これまでの経歴を教えてください。

高校卒業後、北海道庁の農政部局に配属になり、稚内市・芽室町・旭川市と転勤しながら11年間勤めました。経営規模拡大等に伴う農業機械の購入費補助などの補助事業業務をはじめ、JAの監査等の業務、高校生の進路の一つとして農業を選んでもらえるきっかけ作りのための先進的な農家への視察研修会の企画といった担い手対策業務など、幅広く担当しました。

―厚真町で農家になろうと思ったきっかけは?

昨今のサウナブームの中、自分自身もサウナが趣味となりました。道内外のサウナを訪れていた際、6次産業化でブルーチーズを製造・販売する旭川市の酪農家が、サウナを開業しました。サウナの後にブルーチーズを使った料理を提供するという発想に衝撃を受けました。とてもワクワクしたのがきっかけで、このような場を提供したいと考えました。また、道職員のころから農産物の輸出に興味があり、支援者する立場から挑戦者としてチャレンジしたいという思いがありました。需要が見込めるホワイトアスパラガスに着目していて、将来は世界中で好まれ食べられている羊の牧場も手掛けたいと思っています。栽培する作物の指定がなく、自由度が高いことから厚真町に決めました。

―現在、どのようなことをしていますか?

作物栽培の基本を勉強しています。農家さんでは米の種まきや田植えを教わり、研修農場ではほうれん草やイチゴ、ブロッコリー、カボチャの栽培を学んでいます。

―厚真の印象は?

車を走らせれば苫小牧市や千歳市、札幌市まではそれほど遠くなく、田舎だけど都会に近くとても生活しやすい環境だと思います。研修先の農家さんは快く受け入れてくれて、フレンドリーな方が多い印象です。

―3年後の目標は?

妻と一緒に喜怒哀楽を共有しながら、まずは足元の農業経営が安定できるようにしたいと思います。さらに、栽培と並行して販売の勉強もしていきたいです。その上で農家をめざすきっかけとなった「サウナ×農家」や羊とのふれあい牧場の実現に向けて、最善を尽くしたいと考えています。



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