農業支援員
後藤涼平さん(令和5年4月着任)
2023年8月11日
―これまでの経歴を教えてください。
自然関系の大学で学びたくて酪農学園大学を選びました。卒業後は介護業界、IT業界を経て、大学の同窓生に誘われて十勝管内更別村の農業法人に転職しました。従業員として3年間、畑作4品目のジャガイモ・豆・小麦・ビートと、長芋やゴボウを生産しました。
―厚真町で農家になろうと思ったきっかけは?
農業に携わるうちに、作物の季節にあわせて自分で予定や計画を立て、自分なりのやり方で生産してみたいと思うようになりました。しかし、十勝管内で農地を取得するには、最低50ha単位と、新規で農家になるにはハードルが高いものでした。また、私はすでに農業経験があったことから、新規就農のための制度の対象外となっていましたが、地域おこし協力隊の制度であれば就農できることを知りました。厚真町は、農業担い手育成センターのサポートが受けられ、現実的に就農できそうな環境があり、新しい人を受け入れる雰囲気もあったので決めました。
―厚真町ではどのようなことをしていますか?
米農家さんのところで種まきや田植えを教わりました。研修農場では、ほうれん草、イチゴの管理から始まり、カボチャ、ブロッコリー、ハスカップの栽培を学んでいます。研修を通じて、さまざまな農業技術を身につけています。
―厚真町はどんな印象ですか?
農家さんのお手伝いをしたり、福祉センターのトレーニング施設を利用したり、他の地域おこし協力隊の方と居酒屋にいったりしていますが、町民の方は皆さん優しいと感じています。市街地の近くに住んでいて、とても住みやすいです。
―3年後の目標は?
農作物の生育とそれに合わせた作業計画などを自分でコントロールできるようになりたいです。小面積・少人数でできて単価の高いミニトマトかトマトを生産したいです。スマートフォンでビニールハウス内の状況を確認し、遠隔操作することによって、室温や水分量、栄養の管理を自動化したいです。経験豊富なさまざまな農家さんからいろいろなことを学び、自分のペースで働けるようになりたいです。