あつま次世代開拓民育成プロジェクト 平成31年度の活動レポート

2020年3月1日

「あつま次世代開拓民育成プロジェクト」は、平成30年度において寄附者の皆さまより合計170,273,300円の寄附金をお寄せいただきました。ご支援をいただきありがとうございました。

今年度もこの厚真町で新しい地域の担い手を受け入れるべく「ローカルベンチャースクール(以下LVS)事業」を実施しました。「地域にいろんな色や大きさの事業が入っていくことが、「豊かさ」を増やしていくきっかけの一つになると思っている。そしてその積み重ねが地域の持続可能性を高めていくことにつながっていくと思う」と担当の宮さんはこの事業への思いを語ってくれました。

今年度は10月15日をLVSエントリーの締切りとし「起業を目指す人」「新規就農を目指す人」「企業に属したまま町で活躍を目指す人」を募集しました。7月中旬より募集を開始し各種の告知を進めたところ22名の方に興味をもっていただき最終的には8名の方が本エントリーとなりました。

11月22日~24日に2泊3日の一次選考合宿が開催されました。合宿では最初にエントリーされた皆さんが厚真町で行いたい事業についてプレゼンテーションを行い、その後、その事業プランをブラッシュアップするためにメンターと呼ばれる専門の知識や経験をもった皆さんとの対話を行いました。その過程を経て3日目に改めてプレゼンテーションを行っていただいた結果、今回は3名の方が最終選考会に臨むこととなりました。

一次選考会の印象はどうでしたか?と問いかけると宮さんは次のように答えてくれました。
「私の中で特に印象的な方が2名いらっしゃいました。ひとりは現役の大学生さんです。選考を通過はしなかったのですが、LVSに参加した理由として、数年前に厚真町が町のPRとして取り組んだ電車の中刷り広告を見て、厚真に興味を持ったからと言ってくれました。数年前の種まきがこうやってひとつの縁につながっていくんだなと実感できた瞬間でした」「もう1人は林業に携わっていこうと、厚真町だけでなく他の地域も候補地として検討されている方です。その方は、LVSを通過して厚真町に移住されてきて、現在、林業に従事している2名とつながり、そのつながりの結果、厚真町のLVSにエントリーし事業計画をまとめてきてくれました。地域に魅力のある人がいればその人がまた次の人を引きつける。そうやって魅力的な人の連鎖が地域を魅力的にしていく。LVS事業の可能性を感じる瞬間でした」

今年度の最終選考会は2020年1月11日に行われます。新しい事業や繋がりが生まれていくことを大変楽しみにしています。



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