厚真と全国の食卓を結ぶオンラインイベント「今が旬!!おうちBBQで北海道厚真町をまるかじり」開催レポート

2021年1月7日

2020年10月4日、厚真町産の食材を使ったオンラインイベント「今が旬!!おうちBBQで北海道厚真町をまるかじり」が開催されました。

主催の丸山寛子さんは、東京でシェアハウスキッチン「mogmogはうす」を運営する料理研究家。全国各地の食材の生産現場にも度々足を運んで活動をしてきました。

そんな丸山さんが初めて厚真町に訪れたのは3年前のこと。その時の縁から、昨年は厚真町の特産品であるハスカップを使ってフルコースを作るイベントを開催してくれました。厚真町の食材を使ったイベントは今回で3回目となります。

「mogmogはうす」オーナー・丸山寛子さん(写真左)  提供:丸山寛子

しかし、今回のイベントは新型コロナウィルスの影響を鑑みてオンラインで参加者の各家庭をつなぐ料理会という、今年ならではの試みとなります。事前に厚真町から自宅に食材を配送、当日はオンラインツールzoomで丸山さんと参加者、そして厚真町からの中継をつなぎながら、それぞれのキッチンで料理をつくってみんなで食べようというものです。

食材は厚真町の「堀田農園」で生産されたトウモロコシと原木シイタケ、そして厚真町特産品のあづまジンギスカン羊肉がメインとなりました。

お昼前から和やかにスタートした当日。オンライン料理イベントには何度も参加しているというベテランの人から、原木シイタケを食べてみたくて初めて参加したという人もいます。

今回は予め全ての手順が決まっている料理教室ではないという点も、自宅から参加するオンラインならではの試みです。丸山さんが一通りの説明をした後は、届いた食材と、冷蔵庫にある食材、そして手持ちの調理道具で各自のペースで料理を始めていきます。

「普通の料理教室だと参加者の皆さんと一緒に行う分、全ての工程を自分で行えなかったり、家に帰っても再現できなかったりします。オンラインでそれぞれのご自宅から参加してもらうと、自分の調理道具を使い、いつも暮らしている場所で料理をするので、毎日の食生活でより役立つ料理教室になるのかもしれません。ご自分がいつも使っている食材や調味料を自由に組み合わせていただけるのも面白いメリットになるなと感じています」と、丸山さん。

参加者からも「トウモロコシをうちのキッチンコンロで美味しく焼くには、どのくらいの火加減がいいでしょうか?」と丸山さんから各参加者のニーズにあわせたアドバイスをもらったり、「私はついでにシイタケの石づきもきんぴらにしてみました!」と工夫を共有しながら料理が進められていきました。

料理教室に参加した皆さんだけあって、食材や料理のアレコレにおしゃべりも弾みます。

そして料理が完成したところで、厚真町から「堀田農園」の堀田昌意さんもオンラインでつなぎ生中継を行いました。それぞれのご自宅でいま食べている食材の生産者や生産現場を見ることができるのも、オンラインならではのおもしろさです。

完成した料理を持って、画面の前で「いただきます!」 提供:丸山寛子

参加者からも口々に「トウモロコシがジューシーですごいです!」「シイタケがとっても立派で、届いた時びっくりしました」と、感想をその場で堀田さんに伝えています。

作った料理を食べながら、堀田さんから農産物の生産や保存、流通までの話を聞き、原木シイタケの生産現場もオンラインでじっくり見学。厚真町近郊で採れた「原木」からどのようにシイタケが生まれていくのかを丁寧に説明してもらいました。普段はなかなか見ることのできない原木シイタケの生産現場に皆さん興味津々で、多くの質問が飛び交います。

原木が並ぶ原木シイタケ栽培のハウスをオンライン見学

実は庭で炭を起こし、このオンライン中継に合わせてトウモロコシやシイタケを炭火焼きにしてくれていた堀田さん。「こうやってトウモロコシは皮ごと丸焼きにして食べるとすごく美味しいんですよ!」と、おすすめの食べ方も披露してくれました。

生産した原木シイタケの販売を担当している堀田さんの奥様・祐美子さんからも、その想いや、普段料理をしているからこその美味しいレシピを聞きました。

「オンラインでこんなにしっかりお話が聞けて、畑もじっくり見せていただけるなんて驚きました」「今回食べてみてあまりに美味しかったので、改めて厚真町のふるさと納税返礼品として注文しました!」と、参加者からはうれしい声もあがりました。

食材だけではなく「堀田農園」の魅力をたっぷりと堪能。自分がいま食べている食材の背景、そのストーリーを知ると、「食」がより愛おしく感じられることが実感できる時間となりました。

多くの人と一緒に作り、一緒に食べるということが難しくなってしまった時期だからこそ開催された、オンラインでの料理イベント。ご自宅にいながら厚真町を見てもらうことができる形となりました。

実際に厚真町を訪れ、生産現場を見学することも「特別な体験」となります。しかし今回はご自宅から参加してもらうことによって、それぞれの日常と厚真町の生産現場が確かに繋がり、両者の距離をぐっと縮まったように感じられました。いつも食卓で食べているものの一つ一つにこうして生産者がいて、ストーリーがある。

参加者はそれをよりリアルに感じることができたのではないでしょうか。

厚真町から参加者の食卓にお邪魔しました  提供:丸山寛

厚真町には、美味しい食材も、素敵な生産者さんもたくさんいます。またこんな風に厚真町と多くの皆さんの食卓をつながれば良いな、と思わせてもらえるイベントとなりました。


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