【イベントレポート】~海外の文化に触れてみよう~「写真でうず♪うず♪ ウズベキスタン@厚真」

2022年11月28日

2022年9月4日(日)厚真町内Dino旅館にてウズベキスタン展示イベントが開催されました。

★「写真でうず♪うず♪ ウズベキスタン@厚真」★

2022年4月に厚真町地域おこし協力隊(教育魅力化支援員)として着任した山中卓也さん主催によるイベントです。

主催者の山中卓也さんの紹介

大学卒業後、ワーキングホリデー制度を利用して、オーストラリアへ。1年半の間、語学の勉強をしながら、農家で野菜や果物の収穫の仕事をしていました。帰国してからは北海道内の高校や中学校で教員として11年間勤務。その後、青年海外協力隊員としてサッカーを教えるために「ウズベキスタン」へ行きました。当初は2年間の予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、滞在期間が大幅に縮小し4ヶ月で帰国することになってしまいました。厚真町では高校魅力化プロジェクトに取り組む教育魅力化支援員として厚真町公営塾で厚真高校生徒への学習指導に加え、生徒たちが興味・関心のあることを一緒に体験する活動をしています。

イベントの様子

イベントはDino旅館内の食堂を借りて開催されました。当日は北海道大学のボランティアサークル「あるぼら」からも1名が手伝いに加わり、青年海外協力隊としてウズベキスタンで活動し一時帰国中の伊藤さんも駆けつけ、主催者の山中さんと共にイベントの準備を行いました。

壁には山中さんがウズベキスタン国内で撮影した、伝統的な建造物や駅やマルシェ、ウズベキスタンの明るい人々を撮影した写真が飾られていました。

JICA(独立行政法人 国際協力機構)北海道の協力をいただき、ウズベキスタンの伝統的な衣装が展示され、雑貨の販売やウズベキスタン料理の試食会も行われました。

イベント開始時刻の11時を過ぎると、町内外から子供を連れた家族など多くの人々が訪れ始めました。

山中さんが厚真町で知り合った人、以前の職場の同僚、SNSの告知を見て初めて厚真町を訪れる人、知人からイベントのことを教えてもらった人、ウズベキスタンという国の魅力に取りつかれた人、JICAの現役職員やウズベキスタンのことを知らずに興味津々の人など様々な方が訪れていました。

会場内ではウズベキスタンの衣装展示コーナーで伝統的な民族衣装を試着して写真撮影をしたり、雑貨や茶器に触れたり、ウズベキスタンを観光した際の思い出話に花を咲かせる場面などが見られ、盛り上がりました。訪れた子供たちはこれまで見たことのない、衣装や雑貨、料理などに触れ、異文化を体感する貴重な機会となりました。

「どこにあるの?」「どんな国なの?」など、最初の疑問に答えるウズベキスタン紹介ボード
スクリーンにはウズベキスタンの映像や音楽が流れ、より一層雰囲気を盛り上げる

山中さんがウズベキスタン滞在中に撮りためた写真の数々

ウズベキスタンの伝統的な的な帽子「ドッピ」

ウズベキスタンの民族衣装の展示

民族衣装を試着して記念撮影する参加者

「チョイ」というウズベキスタンのお茶と茶器

ウズベキスタンには日本の緑茶のようなお茶を飲む文化があります

ウズベキスタンの伝統工芸品とガイドブック
初めて見るものばかりの展示品に興味津々の参加者たち

パイのようなウズベキスタン料理「ソムサ」中身はカボチャやラム肉

主催者の山中さんに聞きました。

―今回のイベントをやろうと思ったきっかけを教えてください。

青年海外協力隊員として訪れたウズベキスタンがとても素晴らしい国だったのでその魅力を伝えたい、イベントを通じて厚真町内の人々と知り合うきっかけをつくりたいとの思いで開催しました。また、子供たちが日本以外の文化に触れる機会をつくりたい、海外の文化に触れ、興味を持つことで子供たちの視野が広がるきっかけにしたいと思いました。今後も海外の文化に触れる機会を提供していきたいと思っています。

―イベントをやってみた感想は?

イベントを始める前は町民の方が何人か来てくれればいいかなと考えていましたが、遠くは上士幌町や、北海道の各地から約50名の方が来てくれたことがとても嬉しかったです。一方で、イベント終了後に「都合がつかずに行けなかった」、「知っていたら行ったのに」という声もあったので、ウズベキスタンのみならず色々な国を対象に今後もこのようなイベントを企画しようと思います。

―今後の目標は?

年1回開催する定期イベントにしたいと思っています。厚真町内には様々な国へ行った経験を持つ方がたくさんいらっしゃるのでその方たちの協力を得ながら、ウズベキスタンだけではなく、日本以外の文化に触れる機会を提供することで、子どもたちの将来の選択肢を広げられたら嬉しいです。



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