【イベントレポート】大人も子どももちょうどいい交流の場「鎮守の杜マルシェ」
2022年11月17日
2022年10月15日(土)16日(日) 厚真神社では「鎮守の杜マルシェ」が開催されました。
2018年に発生した北海道胆振東部地震により、鳥居が倒れてしまうなど社殿にも大きな被害を受けた厚真神社ですが、今年5月に復旧工事が終わったことを受けて、復旧への感謝と、地域住民の交流の場づくりを目的として企画されたイベントが「鎮守の杜マルシェ」です。6月に続いて2回目の開催となりました。
6月の開催時は風雨が強くあいにくの天気でしたが、今回の開催期間中は天候に恵まれ、穏やかな秋晴れの中、厚真町内をはじめ、札幌市や千歳市、苫小牧市など町外からも多くの家族づれが訪れました。
厚真神社の境内では町内で採れた農産物やいももちやあつま笹団子などの特産品の販売、ネイルサロンなどの美容コーナー、もみほぐしの整体コーナー、衣料品販売、キッチンカーによる軽食やスイーツの販売などが行われました。境内は元気な子どもたちの声に包まれていました。
野菜販売のテントでは厚真町内で収穫された大根、かぼちゃ、さつまいも、白菜、キャベツなどの野菜や果物が当たる「野菜くじ」が行われ、参加者は「くじ」の結果に一喜一憂して楽しんでいました。目玉はなんと高級ぶどうの「シャインマスカット」でした。
町内から友人と訪れた女性は「野菜くじで当たった大根は今夜の夕食のおでんにします。地元の食材を味わえるイベントはいいですね、定期的に開催して欲しいです。このような楽しいイベントは町内外に広く告知してもらえるとありがたいです。」と話していました。
今回、厚真町放課後子ども教室も「あつまっ子商店街」を出店し、小学5,6年生と中学生の子どもたちが3つのお店を出店しました。
- お菓子くじ、漢字サービス
- お菓子すくいと飲み物の販売
- 厚真町産の野菜の販売
事前準備の段階では提供するサービスの内容から価格設定までを企画し、接客方法のレクチャーを受けて学びました。お店のPOPや看板も子どもたちの手作りです。
習字が得意な生徒は「貴方にあった漢字書きます」といったユニークなアイディアのサービスを提供しました。
放課後子ども教室を運営する上道(うえみち)さんは「サービスの企画や価格の設定まで生徒が決めることは難しかったと思いますが、とても貴重な経験になったと思います。この体験を通してお給料をもらうことの大変さを知ってもらえたらと思います。今後は高校生や大学生と一緒にやるような企画もできたらいいな。」と話していました。
「鎮守の杜マルシェ」の実行委員長は町内でパン工房 chillin’を営む宮野和美さんです。ご自身もパンの販売ブースを出店しました。
宮野さんは「胆振東部地震で被害を受けた、厚真神社の鳥居や灯篭などの復旧のお披露目を目的に開催することになりました。そこに町内外の事業者や地域の人が集まることで新たな出会いやつながりの場になって欲しいとの願いを込めて活動しています。来年も開催する予定ですのでたくさんの方に気軽に来ていただきたいです。」と話していました。
今後も町内外の人たちが楽しめて交流の場となるようなイベントの開催が予定されています。イベントを通して人のつながりを感じられる厚真町へぜひ、お越しください!