教育魅力化支援員
川嶋圭さん(令和3年8月 着任)
2021年11月25日

――厚真町では何をしていますか?
「高校魅力化プロジェクト」の担当として「公営塾」の準備を進めています。

――「高校魅力化」とは何ですか?
高校選択の際に、より「積極的な理由で選んでいただけるような魅力」を作っていく仕事です。我々だけでは実現できず、高校、行政、地域の三位一体で進めていくものです。
――これまでのキャリアについて教えてください
外国語大学で中国語を専攻しました。2年間休学して中国に留学しました。中国の大学院に進学希望でしたが叶わず、卒業後は建設関係の仕事に就きました。思うところがあり退職し、フリーターをしているときに今回の募集を知りました。実は外務省の関連機関で中国に関わる仕事の内定ももらっていました。
――ずっと興味のあった中国の仕事ですよね。それでもなぜ厚真町へ?
ゼロからイチにする仕事だからです。高校魅力化の取り組みは全国でもまだ事例が少なく、ここでしかできない経験ができると思いました。仕事を辞めてなんとなく日々を過ごす自分を見て、仲良くしてくれていた地域の社長さんから「社会に何も生み出していないね。ただ自分の人生が過ぎるだけだね」と言われていました。今回のプロジェクトに関わることで地域社会に貢献できると思いました。バイクが好きなので、北海道をバイクで走るのもいいなと脳裏に浮かびましたけど。
――今の課題は何ですか?
「高校の魅力とは何か?」を定義することです。何がどうなれば魅力が上がったといえるのか?何を伝えれば保護者の方に理解いただけるか?自分たちなりの仮説を持つことが大事です。ここは地域の皆さんのご意見も聞きたいと思っています。
――厚真町の印象はどうですか?
なんて走りやすいんだろうと 笑。そして、よそ者にやさしい。スポーツセンターを拠点に活動していますが、職員の方や清掃の方も話を聞いてくれて、応援してくれます。
――3年後はどうなっていたらいいですか?
公営塾が高校選択をする際に「当たり前の存在」になっていること。地域の中でしっかり認知されて地域のインフラとなる存在にしていきたいです。